人気ブログランキング | 話題のタグを見る

仕切りのサイン …… 結界(けっかい)をご紹介



結界」という言葉  日常生活ではあまり耳馴染みがないのでは?
一般的には神社仏閣などにおいて聖なる場所と俗なる場所を分ける境目のこと、またその隔てを表すもののことだそうで、奥深い意味を含む言葉です。
身近な例では店の暖簾(のれん)やふすま、障子や衝立(ついたて)も含まれるそうです。

菊屋家住宅での結界は仕切りを示すサインの役割のものが色々使われており、一部ご紹介いたします。

仕切りのサイン …… 結界(けっかい)をご紹介_f0101949_13291567.jpg


これは時代の経った板絵の杉戸を見ていただくための仕切り。





仕切りのサイン …… 結界(けっかい)をご紹介_f0101949_13302429.jpg


床の間と座敷畳との仕切り。
近頃は床の間には上がってはいけないことを知らない方も。



仕切りのサイン …… 結界(けっかい)をご紹介_f0101949_13304499.jpg

帳場と店の間の仕切り。
帳場はこの仕切り越しに見ていただきます。



仕切りのサイン …… 結界(けっかい)をご紹介_f0101949_13305084.jpg


帳場格子(ちょうばごうし)。
番頭さんの座る帳場机の前に立て回して仕切りとしたものです。




仕切りのサイン …… 結界(けっかい)をご紹介_f0101949_13310965.jpg

日本庭園や神社仏閣の境内などで立入禁止を表すために置かれる石で、
止め石、関守(せきもり)石などと呼ばれます。
丸い石に棕櫚縄(しゅろなわ)を結びつけたもの。
これが置いてある所は、「その先の立ち入りはご遠慮下さい」という意味です。



by kikuyake-jutaku | 2022-11-02 14:21