2019年 02月 03日
萩城下の古き雛たち
菊屋家住宅では、今日2月3日からお雛様の展示を始めました。
展示している雛飾りは、菊屋家に代々受け継がれてきたものです。
11代当主の長女の誕生を祝った「御殿雛」飾りは、明治期に作られたもので、
京都御所の紫宸殿を模して作られ、内裏雛や官女などの芥子雛の表情や仕草は愛らしく、御道具類は美しい蒔絵が施された精巧なものです。
毛利家の家紋「澤瀉」の入った御道具や菊屋家の「杏葉菊」紋の御道具もあり豪華な雛飾りとなっています。

また、書院には約300年前の「享保雛」と円山応挙の長男の円山応瑞の雛の掛軸を展示しています。

大正時代の「有職雛」や平成時代の雛飾りも展示し、江戸時代から明治、大正、平成の
各時代の雛飾りをご覧いただけます。
「元禄踊り人形」や「狆引き女官」など美しく健やかな成長を願う御人形も飾り、
華やかな展示となっています。大人になってからの雛飾りをお楽しみください。


萩市内では、「萩城下の古き雛たち」として市内各所でお雛様を飾っています。
「萩城下の古き雛たち」
開催期間:平成31年2月3日~4月3日
展示会場:菊屋家住宅、旧久保田家住宅、萩。明倫学舎など全16施設
美しく華やかなお雛様が皆様のお越しをお待ちしています。
by kikuyake-jutaku
| 2019-02-03 10:57